転職の志望動機が浮かばない人はどうしたらいいですか?
 

企業に応募するための履歴書を書くときに避けて通れないのが「志望動機」です。
 

ですが、志望動機という言葉の意味は理解できるものの、いざ履歴書を目の前にすると、企業がどんな書類を求めているのか分からなくなり、ペンが進まなくなる人も中にはいると思います。
 

いかにしようと考えてにふけっていると、時には
 

「そもそも志望動機って、そんなに重要じゃないんじゃないの?」
 

なんて、志望動機の存在意義を疑いたくなってしまうかもしれません。
 

ただ、考えてみてください。
 

例えば、日常会話をしている中いきなりに、
 

「あのさ、ちょっとそのスマホ貸して。

 

と言われて、すぐに了承する人はなかなかいないのではないでしょうか。
 

それもそれはず。
 

意図が分からない問いかけに対しては、安易に返答しづらいものなのです。
 

このような理屈と同じように、物事の判断するためには「なぜ」の部分が非常に重要になります。それは転職活動でも変わりません。
 

多数の応募者の中で選考に残れるかどうかは、いかに採用担当者が納得する志望動機を作成することが出来るかにかかっていると言えます。
 

それでは今回は、志望動機に苦戦している人のために、どのような手順で組み立てればいいのかをご紹介していきます。
 

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1.志望動機の組み立て方・作り方のコツ

 

あなたの志望動機が浮かばない理由はなんでしょうか?
 

  • そもそも第一志望じゃない
  • 自分の考えが整理できてない
  • 相手の企業についていまいちよく分からない

  •  

    など、理由はいくつか考えられます。
     

    まず、志望動機を作成するためには、押さえておかなくてはならないポイントが存在します。
     

    このポイントを押さえた上でコツをつかめば、どんな企業であろうと応募時の志望動機の組み立てに悩む必要はなくなります。
     

    それでは次に具体的な志望動機の考え方について見ていきましょう。

    ①退職の理由から志望動機につなげてみる

     

    転職活動の場合、前職を退職した(もしくは退職する)理由が必ず存在しているはずです。
     

    志望動機は、転職の理由と一貫性がなくてはなりません。ここでもし、志望動機と転職理由が一貫しないのであれば、企業側に行動の根源を疑われてしまいます。
     

    ただ単に元の会社での待遇が嫌で転職しているなんてイメージを持たれたら、採用されるものも採用されません。
     

    志望動機を考える際に大切なのは、相手の企業に応募したいと思った当初の転職理由を洗い出すことです。
     

    例えば、キャリアアップを目指して転職したと伝える場合、その企業ではキャリアアップが出来る環境や制度があるというポイントを志望動機に盛り込むことが必要になります。
     

    上記はあくまで一例ですが、その企業が第一志望かどうかに関わらず、このような流れで志望動機をまずはひとつ導き出すことが出来るのです。
     

    ②なぜその会社に応募したいと思うのか理由を書き出してみよう

     

    結婚に伴う転居や会社の倒産などのやむを得ない理由で退職した場合、特に希望があって転職するわけではないので、志望動機に結び付きにくいことがあります。
     

    こういったケースでは、今回なぜその会社に応募してみることに決めたのか、理由を考えてみてください。そしてその際、内容を紙に書き出してみることが大切です。
     

    あまり良い考えが浮かばなかったり整理できないような時には、一度頭の中で考えていることを出力してみることが有効なのです。
     

    文字にすることで、頭の中にある漠然とした事柄を視覚的に捉えられ、自分の考えを改めて認識したり、道筋を立てていくヒントになります。
     

    そのため、最初から志望動機の文章を完成させようとするのではなく、まずはこの作業から初めてみてください。

    ・相手先企業についてリサーチすることが重要

     

  • 企業のホームページなどからなるべく多くの情報を集め、理由を見つけ出していきます。
  • それでもなお志望する理由が浮かばないのであれば、応募先の選定から見直してみよう。
  • ③企業は志望動機を聞くことで何を知りたいのか考える

     

    さて、ここまで採用される側の考えについて話していきましたが、それでは企業側は志望動機に関して、どういった視点を持っているのでしょうか?
     

    重要な判断項目になるということは、採用担当者が目を光らせているポイントがあるはずです。
     

    それは、志望動機で書かれている内容や組み立て方ももちろん重要なのですが、まず前提として、「企業のことや業務内容を正確に把握しているか」ということです。
     

    なぜなら、そもそも企業の情報や仕事内容の認識が間違っていたら、どんな志望動機を書いてもまったく意味のないものになってきてしまうからです。
     

    そのため志望動機に関しては、正確な情報の上に成り立つものだということを押さえておいてください。
     

    ちなみに、情報収集をする際にはインターネットを活用することが多いと思いますが、インターネット上にある情報の正確性には十分注意するように心がけておくことが重要です。
     

    信憑性に欠けると思った際には、別の手段で確認するか、どうしても確認が取れないのであれば無理に志望動機に使うのは控えるようにしてくださいね。
     

    2.こんなときどうする?パターン別・志望動機のポイント

     

    志望動機を組み立てるための元の材料が揃ったところで、次の段階に入ります。
     

    パターンによっては、志望動機の作成にさらにひと工夫必要になることがあります。具体的な例を挙げながら見ていきましょう。

    ①志望動機の構成、必ず入れるべき3つの項目

     

    まず、志望動機を組み立てるときに、必ず入れておくべき項目があります。
     

    それが、
     

  • 業界や職種への志望動機
  • 会社への志望動機
  • どのようにその企業に役立っていきたいか

  •  

    の3つです。特に、前2つを混同しないように気を付けてください。
     

    業種や職種の志望動機だけで終わってしまえば、同業他社でも構わないと受け取られ、志望動機を伝えたとは言えません。
     

    また、この中でどれに比重を置くべきかは、自分の転職理由によって変えることができます。
     

    例えば、同業同職種で希望を叶えるための転職であれば、なぜ退職してまでこの企業を志望しているのかという部分、つまり「会社への志望動機」に力を入れると自然と伝わりやすくなります。
     

    ちなみに、会社への志望動機として福利厚生や給与面に触れても構いませんが、それをメインの志望動機にしてしまうと
     

    「では、給与が高い会社であれば他でも良いのですか?」
     

    と突っ込まれてしまいます。
     

    そのため、基本的な姿勢は別に給与面はあくまでサブ的なポジションに留めるようにすることがポイントです。
     

    ・形式にとらわれすぎず、伝わる文章を作成しよう

     

  • 上記ポイントを押さえていれば、形式を気にしすぎずに文章を組み立ててみてください。
  • 小技として結論を冒頭に持ってくるなど、多数の書類を精査する採用担当者の目を引くような工夫を取り入れるのもおすすめです。
  • ②相手の企業からスカウトメールが送られてきて応募する場合

     

    転職サイトなどを利用して活動をしていると、企業側からスカウトメールが送られてくることがあります。
     

    しかし、いくらスカウトメールを受けていたとしても、志望動機欄で
     

    「貴社からスカウトメールを頂いたので応募いたしました。」
     

    と答えては問題外です。
     

    忘れてはいけないのは、スカウトされたからといって必ず採用まで至るわけではない、ということです。
     

    そのため、まずスカウトメールを受け取ったら、その企業について研究することから始めてください。
     

    実際に企業研究を行った際、
     

  • 転職の希望や目的が通りそうな会社か
  • 自分のスキルやキャリアを生かせられそうか

  •  

    など、上記応募に足る理由が見つかるのであれば、それをもとに志望動機を組み立てていきます。ここまでくれば、自分から応募するときと大きな差はありません。
     

    ちなみに、
     

    「スカウトメールをきっかけに、貴社について興味を持ち勉強させて頂いたところ…」
     

    というような一文を冒頭に持ってくると一連の流れが分かりやすくなりますね。
     

    ③未経験職種での志望動機の伝え方

     

    こちらも基本的な組み立て方は同じですが、未経験の職種を志望している場合は、転職を検討するに至るまで、なぜ未経験の業種や職種を志望するのかという動機が重要になってきます。
     

    「以前から強い興味を持っているこの業界・職種で働いていきたい!」
     

    といったような前向きな気持ちを伝えることも確かに大切です。
     

    しかし、自分自身がいかにその未経験の職種を理解した上で志望しているかを伝えることがより重要だと頭に入れてください。
     

    さらに注意したいのが、未経験職種への応募の際は、
     

    「もし私が貴社に入社させて頂くことができた際には、〇〇について精一杯勉強していきたいと思っています。」
     

    というようなことをつい書いてしまいがちです。
     

    積極的に勉強していく姿勢も確かに重要ですが、会社は学校ではありません。ましてや新卒での入社ではないので、即戦力を期待されることがほとんどです。
     

    前職であなたが得たキャリアやスキルが必ず何かあるはずなので、いかに職種を超えて生かしていくのかを具体的に盛り込んでください。

    ・やる気だけでは伝わりません

     

  • 異職種への転職は、同職種に比べれば確実に不利になります。
  • それを埋められるように、熱意だけではない要素を見せていくのがポイントです。
  • 転職の志望動機まとめ

     

    志望動機は、合否を大きく左右する重要な項目です。
     

    転職活動は、同時に複数の企業に応募することが一般的なため、どうしても志望度に差が出てしまいがちだったり、何社も何社も志望動機を考えているうちにもう何も浮かばないという状態に陥りやすくなっています。
     

    したがって、志望動機を作成するための考え方やコツを一度しっかり身につけてしまうことが非常に有効になってくるわけです。
     

    今回ご紹介した内容を踏まえて、ぜひ採用担当者のツボを押さえた志望動機を作成してくださいね。