企業に採用されるための転職理由・考え方のコツについて伝授!

転職の面接で、必ず聞かれるであろうことのひとつが「転職理由」です。
 

「なぜ、今の仕事を辞めて転職するのですか?」
 

この質問には、
 

  • また辞めてしまうのではないか?
  • 仕事というものに対する意識はどんなものなのか?

  •  

    など、面接官がぜひ確認しておきたい、重要なポイントが含まれています。
     

    そのため、納得させることができるような理由を話せなければ、当然印象が悪くなり、明確なビジョンも無い人物と判断されてしまいかねません。
     

    転職を成功させるためには、この質問に対する答え方がカギになってきます。
     

    今回は、この面接の際聞かれるであろう転職理由について明確にこらえられるようにするべく、採用されるための「転職理由」の準備方法について具体的な例を挙げながら説明していきます。
     

    1.転職理由と志望動機に一貫性を持たせよう!

     

    あなたが転職を考えている理由はなんですか?
     

    何かしらの不満や不安、個人的な事情、もしくは希望などがあるはずです。もしかすると、
     

    「今の仕事に飽きてしまった」
     

    なんて人もいるかもしれません。
     

    どんな理由を話す人も、「転職理由」と、相手先の企業に対する「志望動機」は、必ず一貫性のあるものにすることを心がけてください。
     

    なぜなら、転職理由と入社理由を別で考えて作成した場合、いざ面接で話した時に、思わぬ矛盾が生じていることがあるからです。そうなれば当然面接官に指摘され、返答に困ってしまうことにもなりかねません。
     

    発言に信頼性がないと判断されれば、採用が遠のいてしまいます。
     

    考え方のコツをしっかり頭に入れていきましょう。
     

    ①皆はどんな理由で転職してる?転職理由ランキング

     

    さて、転職活動をしている人はどんな理由で転職を決意したのでしょうか?
     

    ここでは、株式会社インテリジェンスが提供する、「転職サービスDODA」の転職理由ランキングの調査結果を見てみましょう。

    (※2015年4~9月に転職活動を行った4万人に対して調査をおこなったものです。)

     

    全ての業種を含めた総合の調査結果より引用すると、
     

    『転職理由トップ3は、
     

  • 1位が「ほかにやりたい仕事がある」(12.2%)
  • 2位が「会社の将来性が不安」(9.2%)
  • 3位が「給与に不満がある」(7.7%)』

  •  

    となっています。
     

    前向きな理由が1位、2位3位は会社への不安・不満です。さらに、4位以下も、40位までさまざまな理由が並んでいますね。

    ・転職の理由は前向きなものからやむを得ないものまで千差万別

     

  • 転職の理由は人それぞれで、どれが良い・悪いということはありません。
  • 大事なのは、その転職理由をどのように伝え、転職を成功させていくかということです。

  •  

    ②転職理由は、志望動機との関連性が最重要!

     

    「転職理由」「志望動機」はよく混同されますが、異なるものです。
     

    転職理由は字の通り、転職をする理由、つまり「今の会社を退職する理由」になります。
     

    志望動機はその先の、「応募先の企業を志望した理由」です。面接官に特にしっかりアピールしたい部分ですね。
     

    したがって、この2つの理由は面接の際にそれぞれ別の項目として話すことになる場合が多いです。
     

    せっかくなのでここで一旦、DODAのランキング4位の「残業が多い/休日が少ない」という退職理由を使って、例をひとつ考えてみましょう。
     

    ・転職理由

     

    人員不足により残業が多くなり、ワークライフバランスが悪くなってしまったために、しばらく前から転職を検討するようになりました。

    (上記転職理由でありながら下記志望動機にしてしまう)

    ・志望動機

    以前から○○業界に強い興味を持ち、独学で資格の勉強を進めていたところ、貴社の求人を拝見して転職を決意しました。現職で培ったコミュニケーション能力を生かし、お役に立てればと考えております。

     

    どうでしょうか?
     

    転職理由の良し悪しはともかく、このふたつには一貫性がないのです。
     

    ひとつひとつを見たらさほどおかしい部分はないかもしれませんが、
     

    「では、うちの会社でもワークライフバランスが悪いと感じたらすぐに退職するのでしょうか?」
     

    「うちの会社でワークライフバランスが保てるかどうかは、どのように調べましたか?」
     

    と質問されたら、答えに困ってしまうパターンではないでしょうか。
     

    思わぬ矛盾に焦ることにならないように、必ず転職理由と志望動機は一連の流れで考えるように心がけてくださいね。
     

    特に今の例のように、転職理由としてネガティブな内容に触れる場合は、希望している企業ではその問題は起こらないのかどうかのリサーチも必要になってきます。
     

    ・事前にしっかりと話す内容を精査しておこう

     

  • 面接で話す内容は、一連の流れで見ておかないと思わぬ落とし穴があるかもしれません。
  • 矛盾は無いか、転職理由と志望動機には特に注目しよう!
  • 2.パターン別、転職理由を伝えるコツ

     

    転職理由はさまざまありますが、転職理由を本音そのままにぶつければよいのかというと、必ずしもそうではありません。
     

    極端な話ですが、先ほど書いたように仕事に飽きて転職を希望している人が、面接の際に
     

    「現在の仕事は飽きてしまい、退職を決意しました!新たな職場では心機一転がんばるつもりです!」
     

    と伝えて採用してもらえるでしょうか?
     

    答えはもちろんノーです。
     

    そんな人物を積極的に採る企業はありません。
     

    大切なのは伝え方です。
     

    例えば、「仕事に飽きた」を「今までの経験を生かし違った業種にチャレンジしたい」と置き換えてみます。受ける印象はガラリと変わったのではないでしょうか?
     

    転職理由は、「この人をぜひ採りたい」と思ってもらえるような言葉で伝えるのがコツです。
     

    ①全くの異業種や未経験職種への転職

     

    さきほどのDODAの転職理由ランキングでも1位に入っていたのが、「他にやりたい仕事がある」でしたね。
     

    この理由のように、未経験や違った職種・業種への転職を希望している場合、ぜひやりたいという前向きな気持ちを伝えることも確かに大切です。
     

    ですが、憧れやイメージだけで語っても、本当に理解できているのか、長く続けることができるのかなど、不安に思われてしまいかねません。
     

    そのため、
     

  • この職種・業種で働くために転職まで決意した、具体的な理由やエピソード
  • そのためにどのような努力をしているのか

  •  

    といった、説得力を持たせる内容で伝えるように心掛けてください。
     

    ②スキルアップや給与アップを目指しての転職

     

    この場合は、転職理由を前向きな形でに正直に伝えていくと良いでしょう。
     

    しかし、むやみやたらに「貴社でスキルアップしたい!」「給与水準を上げたい!」と言っても、相手には響きません。
     

    むしろ、
     

  • 「なぜ、今の会社ではスキルアップできないのか?」
  • 「そもそも、うちの会社だとできるのか?どのように?」

  •  

    と突っ込まれることにもなります。
     

    こういった場合、相手の企業についての事前リサーチが非常に重要になります。
     

    社内の評価制度、給与水準、福利厚生などを十分に調べた上で、どのようなビジョンを持って転職にのぞんでいるのか、具体的な話をしていきましょう。
     

    くれぐれもリサーチ内容に間違いがないように気を付けて下さいね。
     

    また、給与面の希望が強い場合、お金のことばかり気にしていると感じさせてしまってはマイナスになります。
     

    あくまで自分の持っているスキルを生かし、会社の力になっていく中で現在より給与水準を上げていきたいという姿勢を伝えるようにしましょう。
     

    ③結婚などの事情による転職理由の場合


     

    結婚し転居するためにやむを得ず転職というのは、女性に多い理由ですね。
     

    この場合、職務経歴などで前職の勤務地が離れていることが分かりますし、結婚については事実をそのまま説明するのが良いでしょう。
     

    結婚そのものが転職に不利になることは一般的にはあまり無いですが、採用担当者としては
     

    「妊娠出産や家族の都合ですぐに退職してしまうのでは?」
     

    という部分は、例え口に出さなくても内心気になるところです。
     

    そのため、結婚のためという理由は伝えた上で、
     

  • 仕事を長く続けていけること
  • 仕事に対し、家族の理解があること
  • 今までの職歴やスキルをどのように生かせるのか

  •  

    などを取り入れて、面接官の抱いている不安を自分から払拭するような伝え方をしていってください。
     

    3.ネガティブな理由で転職する場合は?

     

  • パワハラを受けた
  • 上司や同僚との人間関係がうまくいかなかった

  •  

    このような理由で転職する人もいると思います。
     

    仕事自体に不満がなく転職をする場合、同業界・同職種への転職を希望する場合も多いでしょう。
     

    こんな時の転職理由は、どのように伝えていけば採用につながるのでしょうか?
     

    そのまま伝えるべきか、それとも伝えないほうが良いのか、悩むポイントです。
     

    ①言いにくい転職理由!全て正直に話すべき?

     

    基本的には、人間関係のこじれから退職したというのは、言わないほうが良いでしょう。
     

    面接官は前職の様子を伺い知ることができないので、その話が100%事実であるのか、応募者には全く否がなかったのか、判断がつきません。
     

    さらに、大勢の人が一緒に働く以上、人間関係のトラブルが一切なにもない会社のほうが珍しいはずです。
     

    そのため、不安要素がある人物と受け取られてしまいかねないのです。
     

    ただし、理由を伝えないことと、嘘をつくことは別です。
     

    全く事実とは違う転職理由を話して、つじつまが合わなくなった時に困るのは自分です。そこは肝に銘じておきましょう。
     

    ②きちんと今後を見据えて話をしよう


     

    転職において、とにかく大きなマイナス要因になりやすいのは、ネガティブさが面接官に伝わることです。
     

    辛かった話を詳細に伝えれば、理解を示して同情的に受け取ってくれることもあるでしょう。しかし、
     

    「では次はぜひうちの会社に」
     

    と思ってもらえるかというと、それは全くの別問題です。
     

    あくまで、「採用される」という目的を忘れないでください。
     

    今までは人間関係が悪く仕事もうまくいかなかったのであれば、
     

    今の職場ではできなかった部分をどう改善したくて転職を希望したのか?
     

    こちらにスポットを当てて、理由を伝えていくのがポイントです。
     

    ちなみに、ネガティブな理由で転職する場合、精神状態が落ち込んでいる場合もあるため、つい話し方や態度に暗くなってしまうことがあります。
     

    「目を見て、明るく、ハッキリと話す」という面接の基本中の基本は必ず意識しましょう!
     

    採用される「転職理由」で自分に合う会社を見つけよう


     

    採用されるための転職理由を準備することは、自分の考えを明確にし、仕事へのビジョンを固めていく作業でもあります。
     

    それも、転職を成功させるために重要なことです。
     

    ただし、全く同じ理由を同じように面接で説明しても、相手の企業によって採用・不採用が分かれることは必ず出てきます。面接官のタイプや会社のカラー、タイミング、さまざまな要因が関わってくるからです。
     

    そのため、1社不採用になってしまったからといって、考えた転職理由を慌てて変更する必要はありません!
     

    転職活動は労力が必要で、時には時間も必要になってきます。
     

    自分に合う会社を探すという心構えで、前向きな気持ちで転職活動を進めていきましょう。