看護師の活躍の場所はたくさんありますが、中でも人気の職場なのが大学病院です。
 

大学を卒業した看護師はそのまま系列の大学病院に就職するケースも少なくないですし、専門卒の人が高度で最先端の医療が学ぶために大学病院で働くケースもめずらしくありません。
 

大学病院は看護師にとって非常に身近な存在ですが、実態についてはイマイチよくわからない部分も多くあるのではないでしょうか?
 

長く同じところに努め続けるには職場についての詳しい情報を知っておくのが大事なことなので、ここでは大学病院で働きたい看護師さんに向けて仕事やお給料についてお話ししていきます。
 

1.大学病院の看護師の役割とは?

 

大学病院での看護師の役割にはどのようなものがあるのか、3つのポイントにまとめてみました。

①大学病院ってどんなところ?

 

大学病院は一般的な症状の患者さんだけではありません。
 

地域の病院では対応しきれないような重篤な患者さんの受け入れを24時間体制で行なっていることから、大学病院の果たすべき役割の大きさがわかるかと思います。
 

地域で暮らす人々の健康を守りつつ最先端の医療も習得できるので、大学病院で働ければ看護師としても確実にレベルアップできますよ。
 

②大学病院の看護師の仕事は何?

 

大学病院には比較的症状の軽い患者さんから、命に関わるような重篤な症状の方まで幅広く入院されています。
 

一般病院では受け入れられないような患者さんもいますが、看護師として患者さんの個別性に合ったケアを提供していくということには変わりありません。
 

むしろ点滴や採血といった基本的な手技は大学病院の場合研修医が実施するので、一般的な病院よりも技術を行う機会は少ないです。
 

私は総合病院で働いていたのですが、大学病院で働く友人が点滴や採血を行う機会が少ないと言っていたのを聞いて驚いたことがありました。
 

基本的な技術を実施する場面があまりないことから、大学病院で働こうとしている方は自分が何を学んでいきたいのかを明確にした上で転職活動を始めてください。
 

③大学病院の看護師に向いている人とは?

 

先ほどもお話ししたように、大学病院での仕事は他の職場と大きな違いはないです。
 

基本的な看護スキルを持った看護師であれば問題なく働けるものの、大学病院は他の病院よりも研究や勉強会に力を入れているため、勉強や看護研究が好きな人でないと仕事を続けていくのは難しいかもしれません。
 

仕事の後も研修に出たり研究のために残らなければならなかったりするので少し大変な仕事ですが、確実にレベルアップできる機会を多く持てる素晴らしい職場でもあります。
 

看護師として多くのことを吸収していきたい人にはぴったりの職場ですから、みなさんも立派な看護師を目指して大学病院で働いてみてはどうでしょうか?
 

2.大学病院で働くメリットについて

 

大学病院ならではのやりがいについて次にお話ししていきます。

①高度で最先端の医療を学べる

 

大学病院は高度で最先端の医療行為を必要とする患者さんのための特定機能病院に指定されています。
 

他の病院よりも最先端の医療に触れ合う機会が多いので、自分のスキルを存分に高め、バリバリと仕事をしていきたいという気持ちを持っている方は、毎日生き生きと働けるように大学病院に就職してみるのも一つの手です。
 

・点滴や採血を行う機会が少ないというデメリットも……

 

大学病院では高度で最先端の医療を学べますが、点滴や採血を行う機会が少ないというデメリットもあるので注意が必要です。
 

採血や点滴は研修医が行っているため基本的な手技は身につけられないと思っていてください。
 

私の友人にも大学病院から総合病院へと転職した人がいましたけれど、初めのうちはスキルを身につけるので大変だったと話していました。
 

大学病院の看護師は他の看護師にはないような知識を豊富に持っている長所がある反面、技術が不足しているという短所もあります。
 

②研修制度がしっかりしているので新人でも安心!

 

大学病院は医療機関だけでなく教育機関の役割も担っていることから、民間の病院よりも研修制や教育システムが充実しています。
 

新人一人一人にプリセプターが付いており、定期的に振り返りの機会や研修が設けられているため、3年も経てば職場にとってなくてはならない存在にまで成長できるかもしれません。
 

ただし病院によっては勉強会が多かったり看護研究を行う頻度が高かったりするケースもあるので、やることがたくさんありすぎてつらい思いをすることも覚えておいてください。
 

③福利厚生や労働環境が整っている

 

国立大学病院の看護師は準公務員とされ、扱いは公務員とほぼ変わりません。
 

福利厚生や給与は公務員に準じていることから、他の病院と比較しても充実していますし、労働環境も整っているため仕事に不満を持たず働き続けられるのではないでしょうか?
 

福利厚生が手厚いことは非常に大きなメリットになりますが、私立大学病院の場合はこの条件には当てはまらないため注意が必要です。
 

私立の病院はその医療機関独自のシステムを採用しているため病院ごとに待遇やお給料などでバラツキがあります。
 

よく知られているような私立大学の付属病院や都市部の病院は比較的高待遇なところが多いので、より良い環境で働きたい方は自分の希望に合った職場を見つけるのがポイントです。
 

3.大学病院の求人探しのポイントとは?

 

大学病院はたくさんありますが、どのようなところに重点を置き求人探しをしたら良いのかわからない人もいると思います。
 

①お給料のチェックはきちんと行おう!

 

大学病院の平均年収は約470万円程であり、看護師全体の平均年収とほとんど変わりません。
 

転職後も生活レベルを変えることなく働き続けられますが、病院によって基本給や残業手当の扱いに違いがあるため、求人先はどのようになっているかの確認をしっかり行う必要があります。
 

私の友人に別々の大学病院で就職した人が2人いましたが、片方はどんなに残業してもほとんど残業手当がつかないのに対し、もう一方は残業の申請をすれば全て認めてもらえるという違いがありました。
 

大学病院であれば待遇に全く違いはないと思いがちですけれど、働いてみてから違いに気付かされるケースもあるので、職場探しの情報収集は慎重にやるのが重要です。
 

②勤務形態の確認も大切!

 

看護師の勤務形態には2交代制と3交代制があり、以前は3交代制が主流でした。
 

多くの大学病院でも3交代制のところが多いですが、現在は2交代制を採用するところが増えてきているため、病院によっては2交代制がメインのところも少なくありません。
 

中には一部の診療科だけ2交代制でその他は3交代制といったところもあるので、転職先がどのような勤務形態をしているのかを忘れずに確認するのが大切です。
 

2交代制も3交代制もそんなに大きな違いはないと考える人もいると思いますが、勤務時間や夜勤手当など異なる点が多々あるため、それぞれのメリット・デメリットを知っておき自分に合った職場を見つけるのがいいですね。
 

当サイトの2交代制の記事でも詳しくお話ししているので、お時間のあるときに目を通してみてください。

⇒【2交代のメリットと転職前に確認すべき3つの事項について
 

③なかなか良い求人が見つからないときは……?

 

大学病院は安定した環境で仕事ができるだけでなく、高度で最先端の医療を学べるので看護師に人気の職場です。
 

転職したいと考える人も多いため大学病院の求人を見つけるのは難しいかもしれません。
 

求人は基本的には非公開になっていますし、一般に公開してもすぐに枠は埋まってしまうことから、大学病院へ転職したい方は転職エージェントの力を借りるのをおすすめします。
 

転職エージェントなら非公開の情報も提供してくれますし、履歴書の書き方や面接のコツといった転職活動に関する全てのことをサポートしてくれるので新しい職場もスムーズに決まりますよ。
 

大学病院で働き高度な知識を身につけた看護師になろう!

 

大学病院で働けば、しっかりした教育を受けられるだけでなく高度で最先端の医療に触れ合えるため、看護師として一人前になるには最適の職場だとわかりました。
 

看護師になったからには、誰よりも多くの知識を持ち、患者さんの役に立てる存在になりたいと考えている人もいると思います。
 

どこの病院に勤めればいいのかわからないという人もいるかもしれませんが、看護スキルを高めたい人には大学病院がぴったりです。
 

めずらしい疾患のケアを行う機会もありますし、勉強会も多く開かれているので、看護師として成長したい方には外せない職場と言っても過言ではありません
 

みなさんも大学病院に就職し、高度な知識やスキルを身につけた看護師を目指してください。