せっかく看護師になったのだから、海外に思い切って飛び出してさまざまな経験をしたいと考える人もいると思います。
 

病気や怪我は世界中のどこでも起こるものであり、看護師のケアを必要としている人は国内だけに留まらないため、やる気になりさえすればグローバルな看護師になることも不可能ではありません。
 

これから国際的な仕事をしたい人は、エスコートナースになってみてはどうでしょうか?
 

旅行中に怪我や病気をした患者さんを母国に送り届けるエスコートナースなら、世界各国の医療を学びながら世界中の苦しんでいる人をサポートできますよ。
 

今回はみなさんがグローバルな仕事をしていけるように、エスコートナースの実際についてお話ししていきます。
 

①エスコートナースってどんな仕事?

 

看護師が活躍する職場は病院やクリニック・企業や地方自治体などさまざまな場所があります。
 

どれも日本国内のものですけれど、エスコートナースなら海外でも仕事ができることから国際的な看護師になりたいと考えている人にはぴったりの職業かもしれません。
 

具体的にどんな業務をするのかというと、病気や怪我により自力では動けない患者さんを母国もしくは希望の場所まで安心・安全に送り届ける仕事をし、反対に日本国内にいる外国人の方が怪我や病気をした場合、母国まで送る届けることもあります。
 

これだけ聞くと「なんだか病棟の仕事とは全く違うから、自分にやっていけるのかな……。」と心配になった方もいると思いますが、
 

  • 状態観察をし病状の悪化を防ぐ
  • 患者さんの精神面でのケアをする

 

など、基本的に行われる仕事は病棟と変わらず環境が異なるだけなので、落ち着いてあなたらしい看護を提供していってくださいね。
 

②エスコートナースに必須のスキルについて

 

エスコートナースに必須のスキルは何と言っても語学力で、患者さんは日本人だけでなく外国の方もいるため、海外の医療スタッフとも英語でのやり取りが必須です。
 

会社からの指示書や書類・医学用語は全て英語ですから、ある程度以上の語学力がないと仕事をすることができません
 

私自身英語はほとんどできないですし病棟にも外国人の方患者さんはほとんどいませんでした。
 

英語を普段使わない看護師にいきなり全ての仕事を英語でやれと言われたら尻込みしてしまうでしょうし、同じような環境の人も割と多いと思いますが、
 

エスコートナースになって世界を股にかける看護師になりたいという熱い思いがあれば、英語をマスターすることは決して不可能ではありませんよ。
 

いずれはエスコートナースとして働きたい気持ちのある方は、今から英会話教室に通ったり自分で勉強したりして、少しずつ英語に慣れていくのが大切です。
 

③エスコートナースに向いているのはどんな人?

 

患者さんがいつどこで怪我や病気になるかは誰にもわからないですので、エスコートナースの仕事は一般的な看護師の職場と異なりシフト制ではありません。
 

仕事の依頼が入るのは2~3日前だったり、ひどい時には数時間前だったりするため、突然の状況でも冷静に対応できる人でないと適切なケアをするのは難しいです。
 

いきなり仕事の依頼が入っただけで慌ててしまうような人では、患者側としても少し不安に感じてしまいますよね。
 

エスコートナースのケアが必要な人は緊急を要するケースが多くいることから、どんな状況であっても平常心で自分の仕事をこなす自信のある人に向いています。
 

2.エスコートナースになるメリット・デメリットとは?

 

エスコートナースは大変やりがいのある仕事であり、働く上ではメリットしかない印象を持つ人もいると思いますがそんなことはありません。
 

実際にエスコートナースにはどのようなメリット・デメリットがあるのかを次に解説していきます。
 

①その場の状況に合わせたケアが要求されるためスキルアップできる

 

エスコートナースは機内で患者さんのケアを行うのが主な仕事で、病棟のように特定の疾患だけでなく全ての怪我や病気が看護の対象であり、その人の状態に適したケアを提供していく必要があります。
 

病棟と違い患者さんの状態は仕事の直前になるまでわからないため、事前に準備しておかなければなりません。
 

常日頃からどのような患者さんの担当になっても最適なケアを提供できるように、勉強しておくことが必要ですし、私も病院で仕事をしていたときは知識不足で「もっと勉強しなきゃダメだ!」と常に感じていました。
 

このような思いはあるものの仕事が忙しかったり、何か困ったら先輩看護師さんに相談すればいいやと考えたりして、なかなか勉強に身が入らなかった経験がありますが、
 

エスコートナースになれば、あなた一人の力で患者さんを無事送り届けなければいけないという使命感から、自然と日々の勉強へのモチベーションにもつながりますよ。
 

やはりいくら勉強してもやる気がなければせっかくの知識や技術も身につかないので、一人前の看護師になりたい方はエスコートナースとして働いてみてはどうでしょうか?
 

・自分の判断で仕事をしなくてはいけない責任の重い仕事でもある

 

患者さんのケアに迷ったとき、病棟看護師なら先輩や医師に相談できる一方、エスコートナースではそうはいかないです。
 

どんなに難しい症状の患者さんでも一度引き受けてしまえば、一人の力できちんと目的地まで送り届けなければならないため、知識や技術に不安を感じる人には荷が重い仕事かもしれません。
 

看護師は人の命を預かる仕事をしているので、技術や知識が曖昧なまま患者さんのケアを行なってしまうと取り返しのつかない事態にもなってしまいますし、
 

特にエスコートナースは自分の判断で仕事をしなければならない責任重大な仕事であるため、スキルに自信が持てるようになるまでは、病棟で必要な経験を積むのが求められています。
 

エスコートナースの仕事は逃げませんから、まずはゆっくりと着実にご自身の看護スキルを磨いていってくださいね。
 

②海外の医療を学ぶことができる

 

エスコートナースの魅力は何と言っても海外の医療を学べることにあり、日本だけでなく海外での医療やケアに触れ合えれば、新しい看護を学べスキルアップも図れます。
 

仕事の過程で自分のやりたい看護ができる国に出会えたら、その国の看護師として働くの、日本の医療を基準に考えてしまうと、途上国で仕事をするときに戸惑ってしまいかねません。
 

私の友人に途上国の看護を学びにいった人がいましたけれど、そこでは民間療法が推奨されていたり、不衛生な環境での治療が行われていたりと驚きとショックの連続だったと話していました。
 

日本では当たり前のことがそうではないのだと知るためにも、さまざまな国の看護や医療を学んでみてはどうでしょうか?
 

海外の医療を学び、自身の仕事に活かすだけでなく広い視野を持った看護師を目指すのもポイントです。
 

③長期間のフライトに耐えられる体力がないときついかも……

 

エスコートナースの助けがいる患者さんは世界各国にいることから、飛行機での長時間移動はよくあります。
 

普通の旅行であれば、移動中は映画を見たり体を休めたりとリラックスして過ごせますが、仕事で飛行機に乗っている以上当然好き勝手なことはできません。
 

患者さんの状態を観察しつつ、いつ急変しても対応できるように気を張って過ごす必要がありますし、狭い機内で患者さんの状態を気にしつつ過ごすというのは、想像しただけでもかなり疲労が溜まりそうですよね。
 

エスコートナースは体力がないと務まらないですから、もしみなさんの中に病棟勤務でもへとへとに疲れきってしまう人がいたら、エスコートナースになるのは難しいです。
 

自分がバテてしまっては患者さんにとってより良いケアを提供できないので、それでもエスコートナースになりたい方は、ランニングや水泳などを日常生活に取り入れ、まずは体力作りに励んでください。
 

3.エスコートナースの実際について

 

さて、これからエスコートナースの求人探しを始めていきたい人もいると思いますが、給料や転職活動の際に抑えておくべきポイントを3つにまとめてみました。
 

①お給料はどのくらい?

 

エスコートナースは一般企業から求人を出されているケースが多く、勤め先によって違いはあるものの、年収700万とお給料も看護師の平均年収よりも多くもらえるケースも中にはあります。
 

私も何年か看護師の仕事をしていましたけれど、これだけの収入を得ることは到底不可能な職場であったので、エスコートナースの収入の高さに驚いてしまいました。
 

普通では経験できないような海外の仕事ができるだけでなく、たくさんのお金をもらうことができるなんて憧れてしまうかもしれませんね。
 

もちろん高給取りだということは、それだけ仕事が大変だということでもあり、エスコートナースは1人で患者さんのケアをしなければいけない責任の重い仕事ですし、
 

依頼も突発的なケースが多いことから、今までのように友人や家族と過ごす時間を持ちたい方には正直向いていません。
 

デメリットに目をつぶり、高収入目的でエスコートナースになると後悔するケースも少なくないため、自分が仕事に求めているものは何かをじっくり考えてみるのが重要です。
 

②夜間の緊急呼び出しもめずらしくない!

 

エスコートナースの仕事、2~3日前に依頼がくるケースがほとんどであるものの、夜間に突然の呼び出しがかかる場合もあります。
 

いつ連絡が来るかわからず気を張って過ごす仕事に疲れを感じてしまう人も少なくないですが、エスコートナースとして活躍していく場合、このような環境にも慣れなければいけません。
 

たとえば緊急の呼び出しにも慌てないように常日頃から物品のチェックを怠らないことや、どんな患者さんにも対応できるように勉強するなどといった姿勢を持つことで、機内でも落ち着いて業務をこなしていけるようになりますよ。
 

みなさんも急な仕事にも冷静かつ的確に対応できるように、自分なりの緊急呼び出し対処法を見つけてみてください。
 

③エスコートナースの求人ってどこで探すの?

 

グローバル化が進む現代社会においてエスコートナースの需要はどんどん高まっている一方、エスコートナースの求人はあまり見かけることがないかもしれません。
 

たしかに求人サイトを検索してもエスコートナースの募集はほとんどなく、求人を見つけるのは少し大変な作業ですが、
 

看護師求人サイトを利用すればキャリアコンサルタントがあなたにぴったりのエスコートナースの求人情報を教えてくれるため、1人で探すよりも何倍も早く新しい仕事につけます。
 

求人紹介だけでなく仕事の疑問や心配事についても親切に答えてくれるので、どんな人でも不安なくエスコートナースになれますね。
 

1日でも早くエスコートナースの仕事がしたいという方は、コンサルタントの力を借りてみってはどうでしょうか?
 

エスコートナースとして世界を飛び回る看護師を目指そう!

 

エスコートナースになれば、国内だけでなく海外の患者さんも対象としたケアを行えるため、さまざまな看護に触れ合う機会のある素晴らしい仕事だとわかりました。
 

もっと多くの患者さんの助けになるような看護を提供したいと考える人は多くいるものの、具体的にどのように行動に移せば良いかわからない人は少なくありません。
 

その点エスコートナースなら、世界各国の病気やケガで苦しんでいる人の助けになれるだけでなく様々な国の医療を学べますよ。
 

やりがいを感じながら貴重な看護経験ができるなんてまさに夢のような仕事です。
 

みなさんもご自分の持っている技術や知識をさらに向上させられるように、エスコートナースとして世界中を飛び回ってみてください。