病棟には日々さまざまなケガや病気の患者さんが入院してきますが、中でもがん患者さんは多いです。
 

元気に退院していく人もいれば亡くなってしまう人も当然います。
 

そのため「私にがんに関する専門的な知識があれば、もっと患者さんの役に立てたかもしれないのに……。」と悔しい思いをし、がん看護のスペシャリストになろうと考えている人もいるのではないでしょうか?
 

一般病棟で働いているとがん患者さんに特化したケアを行うのは難しいですが、がんセンターで働けばあなたの学びたいスキルを習得することができるのでおすすめの職場です。
 

ここではがん看護に関する高度な知識や技術を習得した看護師になれるように、がんセンターでの仕事や求人活動のコツについてお話ししていきます。
 

1.がんセンターで働きたい!

 

がん看護のプロフェッショナルを目指して、がんセンターで働こうとしている人は割と多いです。
 

①がんセンターってどんなところ?

 

がんに関する診療及び研究を行っているがんセンターで働けば、「がん看護をマスターできるはず!」と考え転職活動を始める人も多いと思います。
 

総合病院でもがん患者さんのお世話をできますが、やはりがんセンターの方が症例数が多いのでおすすめの職場です。
 

がんセンターは、①国立高度専門医療研究センター、②国立病院機構、③公立の3つに分類されていますが、全国どこにでもあるわけではありません。
 

今現在日本にあるがんセンターは、
 

  • 国立がん研究センター中央病院
  • 国立がん研究センター東病院
  • 北海道がんセンター
  • 中国がんセンター
  • 四国がんセンター
  • 九州がんセンター
  • 宮城県立がんセンター
  • 山形県立がん・生活習慣病センター
  • 新潟県立がんセンター新潟病院
  • 栃木県立がんセンター
  • 群馬県立がんセンター
  • 神奈川県立がんセンター
  • 埼玉県立がんセンター
  • 千葉県がんセンター
  • 静岡県立静岡がんセンター
  • 愛知県がんセンター
  • 兵庫県立がんセンター
  •  

    の16ヶ所になっています。
     

    私が住んでいた県にもがんセンターはあったので、全国どこにでもあるイメージでしたが実は違うので注意が必要です。
     

    働く県や病院の種類によって仕事内容は変わってきますから、どこのがんセンターで働きたいのかをよく考え転職活動を始めてみてはどうでしょうか?

    ②がんセンターでの看護師の役割とは?

     

    がんセンターでは高度で最先端の医療が行われていますが、そこで果たすべき看護師の役割は一般病院とあまり違いはないです。
     

    ですが、一般病院では行われないような最先端の医療や機器に触れ合う機会が多くあるので、今までの職場と全く同じようなスタンスで働いても大丈夫というわけではありません。
     

    最近ではがんの生存率もだいぶよくなってきましたが、がんになった患者さんやそのご家族は先の見えない治療の日々に不安を抱えていることから、看護師はがん治療について日々勉強し自分のスキルを磨く姿勢が必要になってきます。
     

    患者さんにとって一番身近な存在である看護師が、思いやりに溢れるケアを提供していくことで患者さんの不安を取り除くことができるので、がんセンターにおける看護師は非常に責任重大な役割を担っているのです。
     

    ・新卒看護師でも働ける?

     

    がんセンターでは高度な看護スキルを求められているため、新卒看護師だと働くのが難しいイメージを持っている方も少なくありません。
     

    最先端の医療を行なっているからといって看護師の仕事内容が大きく異なるわけではないですし、毎年新卒看護師を採用している病院も多くあるので問題なく働けます。
     

    例えば国立がん研究センター中央病院では、がん患者さんのことを真剣に考えられる人材を応募しているため、必要な看護技術などは特に記されていないので、やる気にあふれた新人看護師の皆さんは、思い切ってがんセンターに応募してみるのもいいですね。
     

    ③がんセンターに向いている人について

     

    がんセンターではがんに特化した高度専門医療が行われており、そこで働く看護師にも専門性の高い知識や技術が要求されます。
     

    このように聞くと「私にやっていけるのかな……。」と不安に感じる人もいると思いますが、がん看護をマスターしたいというやる気さえあれば大丈夫です。
     

    死と向き合う機会の多いがん看護ではこれが正解というものがないため、患者さんのことを第一に考えたあなたらしいケアを提供しし、がん看護のエキスパートになるべく新しい職場で頑張ってみてください。

    2.がんセンターならではのやりがいってなに?

     

    がんセンターは、一般病院では感じられないようなやりがいがたくさんある職場です。

    ①がん看護に関する高度で最先端のケアを学べる

     

    がんセンターでのやりがいはなんといっても、がん看護に関する高度で最先端のケアを学べることです。
     

    がんセンターでは難しい症例の患者さんも多く入院してくるので、最先端の医療を学べますし、高度な技術を習得も難しくありません。
     

    今や日本人の2人に1人はなると言われているがんですが、がんセンターで働くことで少しでも多くの人の役に立てるような看護を身につけてみてはどうでしょうか?

    ・資格取得をしたい人にもおすすめ!

     

    がんセンターへ転職したい方の中には、自分自身を成長させたいと考えている人もいると思います。
     

    がんセンターで働けば充分にその希望を叶えることができますから、さらに一段階上を目指して認定看護師や専門看護師といった資格を取るのもポイントです。
     

    やはり資格があれば高度で最先端の知識や技術を学べるので、職場でも重宝される存在になれますし役職にも付きやすくなりますよ。
     

    私が働いていた病院は総合病院でしたが、認定の資格を持っている看護師は師長や主任になっていたり、勉強会を多く主催したりして現場のレベルを上げるために日々精力的に活動していました。
     

    高い目標を掲げることで新しい看護ケアに触れ合う機会が増えますから、自分自身をレベルアップさせたい方は資格取得を検討してみるのも大切です。
     

    当サイトでも専門看護師認定看護師についてお話している記事がありますので、参考にしてください。

    ②より良い最期を迎えるためのサポートができる

     

    現在がん患者さんの3人に1人は亡くなっていくと言われており、患者さんの死に向き合わなければならない場面が多くあります。
     

    がんセンターに入院している患者さんはみんながみんな元気に退院していくわけではないので、患者さんがその人らしい最期を迎えられるようにサポートするのががんセンターで働く看護師の大事な役割と言っても過言ではありません。
     

    死に直面する患者さんへのケアは看護師自身にとっても、大変負担のかかる仕事です。
     

    そのぶん患者さんやその後家族の悲嘆や喪失感を受け止め寄り添うことで、患者さんにとって最良の最期の時を迎えられれば、看護師になってよかった…と心から感じることができるはずです。
     

    参考:全国健康保険協会 協会けんぽ

    ③チームが患者さんのために一丸となって仕事をする

     

    がんセンターでは医師や看護師だけでなく、薬剤師や栄養士、理学療法士や作業療法士などの職種とチームを組み治療にあたっています。
     

    チームが患者さんのために一丸となって仕事をしていくというのが、がんセンターでのやりがいの1つです。
     

    専門性の高い治療を行えますし、それぞれの分野のプロフェッショナルと仕事ができるので看護以外の医療を学べますよ。
     

    色々な職種と触れ合い看護師以外の視点を手に入れることで、今よりもさらにレベルアップした存在を目指してください。

    3.がんセンターでの求人探しのコツとは?

     

    がんセンターへの転職を成功させるには、いくつかのコツがあります。

    ①年収はいくらなの?

     

    転職する際にリサーチする情報として職場環境や雰囲気などがありますが、お給料がどのくらいもらえるのか気になる方も多いと思います。
     

    がんセンターで働く看護師は準公務員扱いになるためお給料も公務員に準じた金額です。
     

    ある病院では看護師経験7年目で530万円前後夜勤なしの場合でも450万円程度もらえると記載されていました。
     

    きっと今勤務している病院よりもお給料が増えるという人もいるのではないでしょうか?
     

    私が勤めていた病院では夜勤をやって年収450万いけば良いほうだったため、そこから考えるとがんセンターのお給料は羨ましいくらいです。
     

    ②求人はどこで見つければいい?

     

    がんセンターでの求人は求人サイトで見つけることができますが、もし行きたい病院が決まっているのであれば、その病院のホームページで求人情報を確認してみるのも必要です。
     

    どのがんセンターでも定期的に職員を募集しているので、そこまで求人探しをするのは難しくありません。
     

    ちなみに選考方法は書類審査や小論文、面接試験といった一般的なものばかりですから、そこまで身構えなくても大丈夫です。
     

    ③どうしても良い求人に巡りあえないときは……?

     

    素敵な職場はたくさんありますが、なかなかピンとくるがんセンターを見つけられない人も少なくないです。
     

    がんセンターは全国に16ヶ所しかないですが、職場の実情に関する情報が不足しているため最良の選択をするのは難しいと思います。
     

    でもせっかく転職するんだから、一番良いと思える職場で働きたいですよね。
     

    このような希望を持っている方は、転職エージェントに一度相談してみるのが良いかもしれません。
     

    みなさんもよくご存知のように、転職エージェントは求人探しや面接試験、履歴書の書き方などのアドバイスを親切丁寧にしてくれます。
     

    その上転職先に関するリアルな情報提供もしてくれるので、働いてみてから「こんなはずではなかったのに……。」とつらい思いをしなくても済むのです。
     

    転職してよかったと思えるような転職活動にするために、思い切って転職エージェントの力を借りてみることをおすすめします。
     

    がんセンターでがん看護のプロフェッショナルを目指そう!

     

    がんセンターでは日々高度で最先端の治療を行なっており、そこで働く看護師にも確かな技術や知識が求められているのがわかりました。
     

    日本人のがんの割合は年々増えてきていますが、がんに特化した技術や知識を習得している看護師はまだまだ少ないのが現状です。
     

    しかし一人でも多くの看護師ががんセンターで働きがん看護に関する確かな知識や技術を習得できれば、苦しんでいる患者さんの支えとなれますよ。
     

    今よりもっとがんについての知識を取得し、患者さんのお役に立ちたいという熱い気持ちを持っている方は、がんセンターで働きがん看護に関するプロフェッショナルを目指してみてはどうでしょうか?
     

    大勢の患者さんがあなたからの心温まるケアを待っているので、新しい環境に思い切ってチャレンジしてみてください。