就職したばかりの頃は仕事に慣れるのに必死で、職場環境について考える余裕がなかったと思います。
 

看護師は日勤・夜勤の不規則勤務であることから、常勤の仕事を続けると自由な時間を十分に確保できません。そのような生活が続くと、もっと自分の時間を有意義に使いたいと転職を考え出す方もいるのではないでしょうか?
 

看護師の資格を持っていれば、非常勤でもいいから働いてほしいという施設は多くあるので、自分にぴったりな職場を見つけられますよ。
 

ここではみなさんが後悔しない転職ができるように、非常勤看護師のメリット・デメリットなどについて解説していきます。
 

1.非常勤看護師ってなに?

 

看護師の働き方には様々な種類があり、どれが最適な勤務形態か見極めることが大切です。
 

看護師の雇用形態などについてお話ししていくので、非常勤看護師への理解を深めるためにお役立てください。

①看護師の雇用形態とは?

 

看護師の雇用形態には、
 

  • 常勤(日勤と夜勤・日勤のみ・夜勤のみ)
  • 非常勤(日勤と夜勤・日勤のみ・夜勤のみ)
  •  

    上記が挙げられます。
     

    昼夜問わず看護師がいないと困る患者さんが大勢いるので、このように様々な働き方があるのだとわかりますね。
     

    選択肢はいっぱいあるため、自分にとってどの時間帯のどんな働き方が一番ふさわしいかを考え職場探しをすることがポイントです。
     

    仕事もプライベートも充実させられるように、今の職場の良い面・悪い面についてじっくり考えてみるのも必要ではないでしょうか?

    ②非常勤看護師の働き方について

     

    常勤看護師の多くは日勤と夜勤の勤務体制となっていることから、不規則勤務で疲れを溜めている方も少なからずいます。
     

    一方で非常勤看護師は週に1回夜勤のみの時間で入る人もいれば、週に5回日勤の時間で勤務に入る人もいるので、自分の都合に合わせ働ける仕事です。
     

    時間帯だけでなく勤務日数も自分で決められるため、お子さんのお世話がある方や資格取得に向けて学校に通いたい方など、仕事以外に時間を使いたい人におすすめな職業と言えますね。

    ・新卒でも就職できる?

     

    仕事以外にもやりたいことがある方は、非常勤を希望するケースが多いと思います。
     

    やりがいのある仕事をしながらもプライベートを満喫できる非常勤の仕事は、看護師なら憧れる働き方の1つですよね。
     

    「私も看護師になったら、自由な時間を持てる仕事がしたい!」 
     

    という学生さんも少なからずいると思いますが、残念なことに新卒で非常勤で採用されるケースはまずありません。
     

    非常勤看護師は即戦力の働きを期待されるため、何のスキルも経験もない新卒の人がいきなり働くのは難しいです。
     

    まずは病院で経験を積み、看護師として一人前になってから自分らしく働ける職場を探してみてはいかがでしょうか?

    ③社会保険はどうなるの?

     

    非常勤になるにあたり注意しなければならないことは、社会保険についてです。
     

    常勤であれば自動的に「健康保険」「厚生年金」「介護保険」に加入できます。
     

    しかし非常勤看護師の場合、
     

    一日、または一週間の労働時間が、正社員の労働時間と比較して概ね3/4以上であること

    一ヶ月の労働日数が、正社員の労働日数と比較して概ね3/4以上であること

    引用:厚生労働省 短時間労働者に対する被用者保険の適用拡大

     
    が社会保険加入の条件です。
     

    これを満たさない場合は、自分で国民年金や健康保険に加入しなければならないので注意してくださいね。
     

    社会保険がしっかりしている環境で働きたい方の場合は、非常勤は向いていないかもしれません。プライベートな時間か安定した雇用環境のどちらを重視するのか一度じっくり考えてみた上で、転職活動を行なうのが大切です。

    2.非常勤看護師のメリット・デメリットについて

     

    どんな仕事にも良い面や悪い面があるように、非常勤看護師になるメリット・デメリットがいくつかあります。
     

    良いところだけを見て転職すると、失敗に終わる可能性もあるため、非常勤の仕事の本質についてきちんと知ることが必要です。

    ①シフトに融通がきく

     

    非常勤のメリットは何と言ってもシフトに融通がきく点です。
     

    子育て中のお母さんだけでなく、保健師や助産師の資格取得を目的として学校に通っている人にとっても働きやすい環境ですね。
     

    日勤は無理だけど、夜勤に入ってたくさん稼ぎたいというような希望に合わせたシフトに入るのも無理ではないので、気になっている方は非常勤で働くことを検討してみるのも良いかもしれません。
     

    ある程度のお給料をもらいつつ私生活を充実させたい方、シフトに縛られず自由に働きたい方にとって、非常勤はぴったりの職場環境と言えます。

    ②ブランクがある方のリハビリの場になる

     

    結婚や出産などで現場から離れてしまった方が復帰する最初の仕事に、非常勤看護師を選ぶケースが多いです。
     

    いくら看護師に復帰したいという思いがあっても、休職期間があると技術や知識に不安があるため、いきなり長時間の勤務は難しいという人もいると思います。
     

    そのような方にとって、少しの時間から仕事ができる非常勤看護師は、リハビリの場としてぴったりです。
     

    非常勤で働き続けるのも良いですし、仕事の感覚を取り戻したら常勤に転職するという選択肢もありますよ。
     

    将来的なビジョンを明確にし、自分の都合に合わせて仕事を決めることも必要です。

    ③福利厚生が受けられない場合がある

     

    非常勤看護師は就職先の社会保険に加入できない場合があることや、福利厚生が受けられないこともあります。
     

    社会保険に関する手続きは自分で行えば良いですが、家賃手当や家族手当などの福利厚生が期待できないとなると給料に大きく響く場合もあるかもしれません。
     

    さらにボーナスや退職金などもないため、今までの収入を大きく下回ってしまいます。
     

    これらを覚悟の上で、非常勤への転職活動を行うのが重要ではないでしょうか?

    ・産休・育休制度が利用できないことも……

     

    常勤ならば当然の権利である育休や産休ですが、非常勤の人は利用できないケースがあります。
     

    妊娠の予定がある方は、就職先の病院の産休・育休制度がどのようになっているのか確認するのが大切ですね。
     

    満足できる環境で仕事をしていくためにも、求人先の条件を詳しく把握してください。

    3.非常勤看護師の求人選びで大事なポイントについて

     

    非常勤看護師になるのに一番な大事な点は、良い就職先を見つけることです。
     

    みなさんが素敵な職場に出会えるように、求人選びで外してはいけない点についてお話ししていきます。

    ①就職先にはどんなところがある?

     

    非常勤の働き口は、
     

  • 病院
  • クリニック
  • 介護施設
  • 一般企業
  •  

    などさまざまです。
     

    短い時間でも良いから看護師に働いてほしいと考えている職場はたくさんあります。
     

    自分のやりたい仕事を見つけられますが、常勤で働いている方が多い職場の場合、人間関係で気を使う可能性があるので注意が必要です。
     

    クリニックや介護施設のような、仕事が忙しくない職場に勤めればゆとりを持って働けるため、やりたいこと・やりたくないことを明確にし、よりよい就職先を見つけてください。

    ②給料はどのくらいもらえる?

     

    非常勤看護師は時給制のところがほとんどです。
     

    働いたらその分だけ自分の収入になる非常勤の仕事では、求人先の賃金がどのようになっているか確認するのは必須事項です。
     

    その人の経験年数やキャリアによって異なりますが、1200~2000円程度の時給が得られるケースが多くあります。
     

    専門資格を持っているだけあって、一般の仕事に従事している人よりも多いお金を手にすることができるかもしれません。
     

    給料の面で不満を感じず働くために、あなたのキャリアや経験を評価してくれる職場を見つけるのがポイントですね。

    ・常勤看護師と比べてどう変化する?

     

    非常勤は福利厚生を受けられなかったり、勤務時間が短かったりするので、常勤看護師と比べると給料がだいぶ安くなるケースが多いです。
     

    しかし、
     

  • ダブルワークをする
  • 夜勤にたくさん入る
  •  

    上記のような働き方を選択すれば、常勤よりも稼ぐことは不可能ではありません。
     

    なるべくたくさん給料が欲しい方は、就職先に自分の条件を伝え、希望の収入が得られるように働きかけるのが大切ではないでしょうか?

    ③仕事内容をしっかり確認しよう

     

    一言に非常勤といっても、就職先や就業時間によっては働き方が変わってきます。
     

    忙しい職場に勤めてしまうと、残業が当たり前なんてケースもめずらしくありません。
     

    いつまでも仕事が終わらず、子供のお迎えの時間に間に合わなかったり、夕飯の支度が遅れたりという事態を防ぐためにも、あらかじめ勤務条件を確認しておくのが求められます。
     

    「せっかく非常勤になったのに、自分の時間を持てない!」
     

    なんてことにならないように、自分に合った求人選びをしてくださいね。

    自分の中で優先順位を明確にし、仕事探しをしていこう!

     

    今回は非常勤看護師の仕事内容や、求人選びのポイントについて解説してきました。
     

    働く上で生じるメリット・デメリットはありますが、子育てや資格取得などに自分の時間を使いたい人にはぴったりな仕事です。
     

    今よりさらに良い職場で働けるように、非常勤看護師への転職を考えてみてはいかがでしょうか?