「看護師の中途採用って、転職活動も職場に馴染むのも大変そう……。」
 

といった漠然としたイメージから転職をためらっている人はいないでしょうか?
 

みなさんの中にも、今勤めているところを辞めて新しい職場への転職を検討中の看護師のさんもいると思います。
 

どこの病院に転職するにしても、今までの環境がリセットされることを考えると、なかなか怖くて踏み出せませんよね。
 

看護師の中途採用を成功させるためにも、どのような姿勢が転職者に求められているのかしっかり研究しておくのがポイントです。
 

ここでは中途採用を目指す看護師さんが、新しい職場でも良い看護を提供していけるようにしっかりサポートしていきます。
 

1.看護師が抱える中途採用に対する不安とは?

 

転職したい看護師さんは今すぐ職場を辞めたい希望を持っていても、中途採用されることに対して抱えている不安は多いと思います。

①職場に馴染むことができるのか?

 

以前よりも男性の数が増えてきたとはいえ、看護師は女性の割合の方がまだまだ多く、人間関係が他の職業と比べて難しいです。
 

実際に私も配属されたばかりのときは、先輩看護師さんたちに気を使いすぎて仕事に行くのが嫌になったこともありました。
 

ただでさえうまくやっていくのが大変なのに、中途採用としてすでに出来上がったグループの中に入っていくのは非常に勇気がいりますしそう簡単にはなじめないかもしれません。
 

看護仲間との連携が仕事の質の向上につながる面は大きいですが、最初から職場にすんなり溶け込める人なんてごくわずかしかいないので、人間関係について就職前からそこまで深く悩む必要はありませんよ。
 

職場の人と仲良くなりたいという気持ちを持って、一つ一つの仕事を丁寧にこなしていけば、いつの間にか自然と仲間として受け入れられているものです。
 

②大学病院への中途採用は少ないって本当?

 

大学病院では中途採用枠がほとんどないという噂が流れており、初めから転職を諦めている人もいると思います。
 

民間病院と大学病院では仕事内容も待遇も違うため、思いどおりに仕事ができないことに嫌気がさし退職してしまう中途採用者も少なくありません。
 

たしかに一度民間病院での仕事を経験してしまうと、大学病院特有の雰囲気に耐えられなくなって結局またすぐに転職なんてこともよくありますから、大学病院への転職を検討している人は注意が必要です。
 

大学病院では新卒よりは少ないもののきちんと枠は用意されているので、大学病院での現実をきちんと受け止めたうえで転職を考えてみてくださいね。
 

③中途採用者は即戦力としてみなされる?

 

中途採用は新卒採用とは違い一通りの実践的な看護を経験している人たちばかりです。
 

当然周りの見る目も厳しくなっているため、期待に応えられる仕事ができるだろうかと不安に感じる人も多いと思います。
 

すでに実務経験のある中途採用者は忙しい現場において重宝される存在には変わりありませんが、実際に採用後いきなり受け持ちや夜勤を任せられたり、すぐにリーダー業務に付けられたりするケースもめずらしくありません。
 

期待は嬉しいですけど、いきなり大変な仕事を任されてしまうのも考えものですよね。
 

転職を考えている看護師さんは「こんな仕事をするとは思わなかった!」と後悔しないように、事前にどのような働きを求められているのか確認しておいてはどうでしょうか?

・即戦力としてやっていく自信のない人の場合は……

 

一般的には中途採用者=即戦力というふうに見られがちな一方、中には自分の技術に自信が持てなかったり、看護の経験年数が浅かったりする人もいると思います。
 

中途採用者への負担は少なくないですがそれだけ病院から期待されているのも事実です。
 

もし中途採用で自信がないけど働きたいと考えている看護師さんは、教育体制のしっかりしている病院を選べば転職後も安心して働けますよ。
 

みなさんもその期待に応えられるように病院に貢献できる存在を目指してください。

2.求人情報でチェックすべき項目とは?

 

看護師が中途採用を成功させるためにチェックすべき項目は主に、教育体制とキャリア評価の2点です。

①教育体制が整っているのか?

 

新卒看護師なら一人前になるまで研修がたくさん行われたりプリセプターがついたりする一方、中途採用看護師の場合、同じような待遇を受けられるのかというと必ずしもそうではありません。
 

どちらかというと中途採用者は一通りの看護技術や知識を持っているものとみなされ、基本的なことはできて当然というふうに考えられているため研修が行われないことがよくあります。
 

他の職場から時間を空けずに転職する人であれば問題ないですが、ブランクあり看護師の人は仕事の勘を取り戻すのには多少なりとも時間がかかりますよね。
 

ブランクもちなのに「中途採用だから、教育は特に必要ないだろう」と思われてしまうと困る場面も多くなってしまいますので、転職先が中途採用者にもしっかり教育してくれるのかどうかを確認するのが大切です。

②キャリアに応じた給与が支給されるのか?

 

転職するにあたり気になるのは、キャリアに応じたお給料が支払われるのかどうかだと思います。
 

中には中途採用でも経験年数はリセットされず、今までと同じお給料をもらえると考える人もいるかもしれませんが現実はそう甘くはありません。
 

日本看護協会の調査によると、転職者の給料を全て評価するという病院は全体の46%しかないのです。
 

私の職場の先輩にも転職してきたばかりの人がいたのですが、キャリアが私より10年以上あるにも関わらずお給料がほとんど変わらなくてびっくりしました。
 

半数以上の病院がお給料にキャリアを反映くれないという現実を目の当たりにしてしまうと、転職する気も失せちゃいますよね。
 

お給料は仕事のモチベーションを上げるためには欠かせないものですので、みなさんも納得いくお給料がもらえる職場で働けるように、転職活動の際にはキャリアを評価してくれる病院を探してみてはどうでしょうか?
 

参考:日本看護協会 2012年病院勤務の看護職の賃金に関する調査

③希望どおりの診療科で働くことができるのか?

 

転職したら当然希望どおりの診療科に配属されるイメージがある方もいると思いますが、以前と同じような病棟に配属されるケースもあるので注意しなければいけません。
 

病院側としては、慢性的な看護師不足解消のためよく慣れた診療科で即戦力になってほしいという希望を持っています。
 

しかし以前の職場と環境が何も変わらなければ、スキルアップを目的に転職した看護師さんにとっては転職した意味がないですよね。
 

このようなことがないように、面接時に採用後確実に希望とする診療科で働けるのかどうか確認しておくのが大切です。
 

自分の思いを病院側にきちんと伝えることで後悔のない転職を行なってください。

3.中途採用されるには何をすべき?

 

ここまでは中途採用での悩みや求人選びのポイントを説明してきましたが、実際に看護師が中途採用を成功させるために必要な対策について次にお話ししていきます。

①志望動機の書き方を工夫しよう

 

転職したい看護師さんの志望動機で外してはいけない項目として、
 

  • なぜこの病院を志望したのか
  • この病院でどんな仕事をしていきたいのか
  • 仕事をしていくことでどのような看護師になりたいのか
  •  

    この3点が挙げられます。
     

    中途採用者に対して病院側は、「また転職してしまうんじゃないか……?」という不安を抱いていることから、この病院でなければダメな理由やどうやって貢献していきたいかなどといったやる気と働き続ける意志をアピールするのが重要です。
     

    志望動機の限られた枠の中であなたの想いを伝えきるのは難しいかもしれませんが、何度も書き直しこれだと思えるようなものを作成してみてはどうでしょうか?
     

    看護師は就職先がすぐ決まりやすい職業といえど、スムーズに採用を掴み取るために志望動機はよく考えてから書いてくださいね。

    ②面接時の質問について事前に確認しておこう

     

    面接時によく聞かれる質問についてはご存知の方が多いと思いますので、転職したい看護師さんに役立つ質問事項をまとめてみました。
     

    転職希望の看護師さんならではの質問事項は、
     

  • なぜ今の病院をやめようと思ったか?
  • 心に残っている患者様とのエピソードとは?
  • どのような技術や知識を持っているか?
  • 看護師としてこれからどうなっていきたいのか?
  •  

    などです。
     

    特によく聞かれるのが、「なぜ今の病院を辞めようと思ったのか?」という質問で、たとえ本心がどうであれ前の職場を批判するような内容は避ける必要があります。
     

    今までお世話になってきた病院を悪く言うような人とはなるべくなら一緒に働きたくないですよね。
     

    素直に何でもかんでも伝えれば面接官に好印象を持ってもらえるわけではないので、退職理由はポジティブなものを用意しておくのが採用を掴む鍵と言っても過言ではありません
     

    回答の際もただ単に事実を述べるのではなく、あなたの性格や人柄が伝わるようなエピソードを盛り込み、笑顔を忘れないことが大事です。
     

    私も採用面接のときにうまく答えることができない質問があったのですが、どんな質問にも笑顔でいることを心がけたおかげで無事採用をゲットすることができました。
     

    面接官も人間ですから、面接を通して伝わってくる人間性に好感を抱けばその場で即採用なんてケースも珍しくありませんよ。
     

    採用の鍵は素直になりすぎずに自分を十分にアピールすることを忘れずに面接官から是非この人と一緒に働きたいと思われるような回答を準備しておくのがポイントです。

    ・面接時に好感を持たれる服装とは?

     

    第一印象を左右するもの、それは見た目です。
     

    特に面接では短時間で相手に好印象を持ってもらえるように外見に気を使う必要がありますが、見た目といっても外見の美しさを要求しているわけではないので、清楚で清潔感があれば問題ありません。
     

    具体的には、
     

  • 髪が長い場合はまとめる
  • 髪は顔にかからないようにピンで留める
  • ナチュラルメイクを心がける
  • スーツは黒か紺かグレーが望ましい
  • ブラウスは白が基本
  • パンプスのヒールは低めの方がGOOD!
  •  

    といったものが挙げられます。
     

    身だしなみに厳しい環境で働いてきた看護師のみなさんならどれも楽勝なものばかりですよね。
     

    上記の点に気をつければあとは自然体で臨んで大丈夫ですので、面接官から好感を持たれる服装を心がけ採用をゲットしてください。

    ③自分だけでは限界なときは転職エージェントに頼るのも大切

     

    面接を何件も受けているのになぜかなかなか採用されないときってあると思います。
     

    おそらく志望動機が曖昧だったり、第一印象がよくなかったりなど何かしらの原因があるはずです。
     

    しかしどこが悪いのかさっぱりわからないという人は思い切って転職エージェントの力を借りてみてはどうでしょうか?
     

    人の意見を聞くことで客観的に自分自身を見つめ直せますし、それが転職のプロであればより的確でためになるアドバイスをくれますよ。
     

    中には「転職エージェントって高いんじゃないの?」と心配される方もいるかと思いますが、利用はなんと無料で求人探しから面接・採用後の対応までサポートしてくれるのです。
     

    せっかくこのようなサービスがあるのですから使わない手はありません。
     

    あなたの一生を左右する転職を乗り切るパートナーとして転職エージェントをぜひ活用してみてください。

    中途採用を成功させ第2の看護師人生を歩き出そう!

     

    中途採用の人は実務経験があるため転職先でも問題なくスムーズに働ける印象を持たれがちですが、実はさまざまな不安や悩みを抱えながら転職しているのがわかりました。
     

    中途採用では今までと全く違う環境に飛び込むことから「前の職場ではこんなんじゃなかったのに……。」と仕事や待遇について不満に思う場面もあるかもしれませんが、
     

    転職前にきちんと求人先の情報収集を行えばこういった事態を避けられるので、転職先の病院に求めていることを明確にした上で職場探しをするのが大切です。
     

    第2の看護師人生を素晴らしいものにするためにも、リサーチから面接対策まで行動の1つ1つに気を配り、転職してよかったと思えるような職場を見つけてみてくださいね。